ことばのリボン「優しさの傘」

久しぶりに、傘を買いました。

雨の日が楽しくなるような、明るい色です。

ふと手に取った傘を開いてみると、

とても晴れやかな気持ちになったので、

今回は、あえて無地のものにしてみました。

骨組みや布地の張り方が、しっかりしているのでしょうか。

雨を弾く音がとても軽やかで心地良く、気分はまさに晴れ。

雨の日が、ちょっとだけ待ち遠しくなりました。

9月もあと少しで終わり。

これから日に日に雨が、冷たくなりそうです。

雨宿りしている誰かに傘を差し出すことは、そう容易では無いけれど。

心に雨を受けている人へ、

優しさという傘は、いつでも差し出せる人でありたいなと思います。

声をかけたり。

かけずに、ただ側にいたり。

一緒に雨に打たれてみたり。

どんな形でもいいから、

自分なりの傘を差し出す。

そんな想いは持っていたいです。

雨が止んで、晴れ渡る空にかかる虹を、

一緒に笑って見ることが出来たら。

それまでよりも、ずっともっと近くに

その人を感じられる気がします。

あなたの傘は、どんなものですか?