ことばのリボン「つなぐ」

厳しい季節を終えて、草木の芽吹く春がやってきました。

桜の開花の知らせも届き、心躍ります。

そして昨日から、ついに東京2020オリンピック聖火リレーが、

ここ福島県から始まりました。

新型コロナウィルスが完全に収束しない中ですが、

聖火リレーに携わる多くの方々が尽力し、

開催されていることに感謝の気持ちが溢れます。

私自身も、お手伝いする機会を頂いたので、

精一杯務めます。

今回、聖火リレーのタイトルに

「希望の道を、つなごう」というフレーズが使われています。

希望への想いには、それぞれの温度があって、

色があって、感情があります。

聖火が次々にリレーされ、

受け取った瞬間から

その想いはどんどん変化して

新たなものになっていきます。

最終地点である新国立競技場に到着する頃には、

1万通りの希望を背負った聖火となり、

灯されることになります。

そう考えるだけで、胸が熱くなります。

目の前の困難を一つずつクリアして、

入念に準備したものが滞りなく執り行われ、

走り出した希望への想いが、

無事ゴールしますように。

多くの想いを繋いだ光は、

きっと日本を明るく照らしてくれる。

そう信じて。