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ことばのリボン「ろうたけたる思い」

2015-3-13

 

めまぐるしい日々に追われている中で、

この1週間は、驚くほど静かでした。

・・・心が。

 

様々なことを、とても冷静に

見つめている感覚がありました。

 

東日本大震災から4年。

皆さんの「あの日の記憶」は、どうですか?

断片的で淡くなっていくものもあれば、

反対に隅々まで鮮明に覚えているものもある。

私は、そんな感じです。

 

たった一人で、車にしがみついていたこと。

部屋の散乱した食器。

1階がつぶれてしまった古いビル。

無我夢中で、必死に集めた情報。

ひらすらに伝え続けた情報。

アナウンサーとして伝えることの苦悩。

・・・それを救ってくれたリスナーさんからの声。

 

決して、忘れないと思います。

 

今年は、福島県主催の追悼復興記念式の司会をさせて頂きました。

前日からの会場参加となりましたが、

顔見知りのスタッフも多く、

心強い仲間とともに、務め上げることが

出来ました。

 

 

震災は、多くの犠牲を生み、人を傷つけて苦しめる。

その傷は、厄介なことに癒えるには時間がかかります。完治するのは無理でしょう。

 

でも、経験した人にしか分からない感情がある。そこに居た人しか知り得ない気持ちがある。

その気持ちが、行動を起こす原動力になったりもする。と、私は思うのです。

 

そして、悲しい思いを汲み取ることが出来るようになる。優しくなる。

故郷を、人を愛していることに、改めて気付かされる。

当たり前の日常が、かけがえのないものだと気付かされる。

 

人によっては、毎日思い出すとは限らない「あの日の出来事」

でも、それは悪いことではないと思う。

だって、きっと必死だから。精一杯生きているから。

 

駆け抜けている日々の中で、ふと足を止めた時。

心の引き出しから、記憶を蘇らせる。そして、偲び、決意する。

その繰り返しが、人間らしいと思うのです。

 

少なくとも3月に入ってからの私は、めまぐるしい毎日と

震災の記憶、この先の仕事のこと。

フラフラしながら考えながら、偲びながら、涙を蓄えながら過ごしてきました。

 

黄色の菊の花言葉「ろうたけたる思い」

様々な苦労や経験で成熟していること。だそう。

 

成熟・・・するかは分からないけれど。

 

自分のペースで、好きなように。

愛する福島のために、生きていく。

 

ただ、それだけ。

私が望むのは、ただそれだけのことです。

 

 

行方不明者数は、いまだ2000名を越えています。

どうか一日も早く、愛する家族のもとへ帰れますように。

また亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

 

生かされている喜びに感謝しながら。

 

 

良い週末を。

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