ことばのリボン「夢の質量」
今週もお付き合いいただき、ありがとうございました。
5月もあっという間に過ぎ去ろうとしています。
2016年ももう少しで、折り返し地点なんですね。(ひゃ~!)
テレビドラマにも、波が漂うような回が訪れています。
毎週楽しみにしているのが、「重版出来(じゅうはんしゅったい)」
黒木 華さん演じる新人編集者の奮闘ぶりや、出版社の舞台裏、
社会人として、時には人としての生き方を問うようなドラマです。
先週は、ムロツヨシさんがキーパーソンでした。
漫画家デビューを目指して長年アシスタントをしている彼は、
才能が溢れた新人に対する嫉妬・憧れから、思わぬ事態を招いてしまいます。
そして漫画家になる夢を諦めて、家業を継ぐという結論に至ります。
彼の言葉で、印象に残ったものがありました。
「・・・幸せだった。
現実なんて、要らなかった。
ただ漫画の中だけで、生きていたかった。。。」
夢という質量は、人によって違うだろうし、捉え方だって様々です。
でも、その底辺にあるものは、清らかで満ち満ちた力を宿しています。
夢をそのまま叶えるか、違った形で昇華させるかは、その人次第。
どんな答えでも、認めることが必要な気がします。
そして、その夢を勝ち取った人間は、
誇りとプライドを持って、
戦い続けなければいけないのだと思うのです。
良い週末を!